お知らせ

2023.12 新聞(さりお)に投稿しました

★教えて!ドクター★始めよう予防歯科 No.5

親しらずの周りが痛む、腫れる・・・繰り返す「智歯(ちし)周囲炎

 季節の変わり目になると、親知らずの周りの歯茎がうずいたり、腫れたり・・・こんな経験ありませんか。

 「親知らず(智歯)」は20歳前後に生える最後の永久歯。あごが小さくスペースが十分にないと、斜めに生えたり、歯茎に一部が埋もれたままだったり、まっすぐ生えてこないことが多々あります。すると、歯ブラシでは汚れが落としきれず、ばい菌が増殖。疲れや寝不足、風邪などで抵抗力が落ちると、痛みや腫れなどを伴う「智歯周囲炎」を引き起こすことがあります。

 治療は、炎症が起きている部分を洗浄して、薬で痛みや腫れを緩和します。ただ、そのときは症状が治まっても、また抵抗力が落ちると炎症を繰り返すため、状態によっては親しらずを抜くことを検討します。

 抜歯は、痛みや腫れなどがおさまって、体の元気を取り戻してから。生え方や歯の根の形によっては、抜歯で血管や神経を傷付けてしまう恐れもあるため、レントゲンやCTで状態をしっかり確認する必要があります。まずは設備の整った歯科医院で相談しましょう。

 特に将来出産を考えている女性は、妊娠中にしんどい思いをしないためにも、早めに検討されることをお勧めします。

2023.10 新聞(さりお)に投稿しました

★教えて!ドクター★始めよう予防歯科 No.4

歯ブラシで落とせる汚れは約60%  歯間や歯の根の磨き残しに注意

虫歯になりやすいのは、奥歯の咬み合わせの溝、歯間(歯と歯が隣同士接触しているところ)、根面(こんめん)。根面は、加齢とともに歯茎が下がって歯の根が露出した部分。根にはエナメル質がないため歯垢(しこう)が付着しやすく、歯ブラシも当たりにくいため磨き残しが多い部分です。

 歯ブラシで落とせる汚れは約60%。ブラシ以外の道具も活用し、磨き残しをなくしましょう。例えば、朝・昼・晩3回歯ブラシで磨くより、朝は歯ブラシ、昼は食べかすも一緒に落としてくれる歯間ブラシ、夜は歯ブラシとデンタルフロス(糸ようじ)を併用するのがお勧め。時間がない昼は、洗口剤(うがい薬)で洗い流すだけでもOKです。

 適切な歯磨きの仕方は人によってさまざま。まずはいつもの歯磨きで磨き残しがどこにあるか歯科で確認し、その上で正しい磨き方や歯間ブラシ、デンタルフロスの使い方を教えてもらいましょう。虫歯予防には、自宅でのケアに加え、約3カ月に一度、歯科でプロフェッショナルクリーニングをしてもらうことが効果的です。

😊虫歯予防 5つのポイント😊

 ①寝る前の歯磨き

 ②歯ブラシ以外の清掃器具

 ③フッ素入りの歯磨き剤・洗口剤の使用

 ④糖分や炭水化物の取りすぎ、食事回数に注意

 ⑤歯科での定期的なメンテナンス(健診)  

2023.8.11 新聞(さりお)に投稿しました

★教えて!ドクター★始めよう予防歯科 No.3

受験生は虫歯になりやすい?! ”ながら食べ”に要注意

虫歯とは、歯の表面で増殖した細菌が酸を出し、歯のカルシウムを溶かしてしまう状態を言います。飲食によって糖分が口に入ると、それをエサにして菌の増殖が進んでいきます。

 中高生のお子さんに多いのが受験期の虫歯。夜食や間食など、勉強中の”ながら食べ”で糖を摂取し続けることで口腔内が菌の温床になり、虫歯が進行してしまうのです。

また、スポーツドリンクをよく飲むというお子さんもいますが、これも糖分が多く含まれているため、続けて摂取していると菌が増殖する原因になります。

 増殖を抑えるには、糖分が口に含まれている時間を短くし、プラーク(歯の表面にくっついた菌の塊)を落とすことが大切。歯ブラシが届きにくい歯と歯の間に虫歯ができることも

多いので、デンタルフロスや歯間ブラシによるケアも1日1回は行いましょう。

 時間がとれる夏休みは歯科検診を受ける良い機会。歯のクリーニングはもちろん、フッ素を塗布して歯の質を高めたり、ごく初期の虫歯であれば痛みの少ないレーザー治療を行う

こともできます。受験期を健やかに過ごすためにも、まずは口の状態をチェックして虫歯の芽をつんでおきましょう。

2023.6.16 新聞(さりお)に投稿しました

★教えて!ドクター★始めよう予防歯科 No.2

口の老化が全身の衰えにつながる?! まずは歯科でチェックしてみよう

食べこぼしが増えてきた、むせることが多い、食欲が低下してきた、滑舌が悪くなってきた・・・。

口の老化が進んでいるサインかもしれません。加齢により、本来の機能が低下しつつある状態を『フレイル』と言います。

フレイルは些細なトラブルから始まり、坂道を転がるように進行していきます。オーラルフレイル(口のフレイル)を放置すると、食べる機能の衰えはもちろん、誤えん性肺炎、

低栄養、全身の筋力の低下などにつながり、要介護状態に進む可能性も。しかし一方で、フレイルを早く見つけ、適切なケアやトレーニングをすれば機能の維持・回復が期待できます。

そこで欠かせないのが歯科での定期的なチェックです。問診と口腔内の診察で現在の状態を把握し、必要なケアや治療をすることで健やかな状態に戻していきます。

歯科でのプロによるクリーニングを受けると、お口の中がスッキリし、気持ちがリフレッシュするという利点も。ご自分でも普段の歯磨きを頑張ろうという意欲も湧いてきます。

自分の歯で美味しく食べられる、口元を気にせず楽しく会話できるー口の健康は生き生きとした毎日に欠かせないもの。

オーラルフレイルを予防することは、全身の健康を保つことにつながります。

しばらく歯科に行ってないという方、まずは一度プロの目で現在の状態をチェックしてもらいませんか。

新聞に投稿しました

★教えて!ドクター★始めよう予防歯科 No.1

歯周病、虫歯を未然に防ぐ定期的な歯科健診を新習慣に!!

災害に備えて対策をするように、歯科の分野でも将来起こりうるリスクに備えてあらかじめ対策をしておく「予防歯科」への関心が高まっています。痛くなってからではなく、普段から定期的に歯科で口の中の状態をチェック。細やかにケアをすることで、歯周病や虫歯などを未然に防ぎ、自分の歯を長く健やかに保とうという考えです。

「歯周病」は糖尿病や心臓病などの要因の一つになることでも知られています。歯周病菌は歯と歯茎の境目で増殖。それが血管に入ると全身を巡り、さまざまな病気を引き起こす可能性があります。

口の健康を保つことは、全身の健康を保つことにもつながるのです。

菌の増殖を抑えるには、プロによる定期的なクリーニング(プロケア)が必須。歯ブラシが届かない歯周ポケットの菌を専用のレーザーなどを使って除去していきます。合わせて自宅でのケアも不可欠ですが、歯の質・年齢・歯並びなどによって方法はさまざま。”磨いたつもり”にならないよう、歯科では一人一人に合わせた適切なホームケアもサポートします。

健診の目安は3カ月に一度。定期的な歯科健診を習慣にして、歯周病・虫歯を防ぐことはもちろん、健やかな体づくりを目指しましょう。

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