お知らせ

2026.3 子育てを応援する情報誌(さりお すっく)に投稿しました

歯磨きを嫌がる子、どうしたら?親子一緒に楽しくケアする習慣を

 大人のサポートが必要な幼児期の歯磨き。歯磨きをしようとすると嫌がるので困っているというお悩みをよく聞きます。

 無理強いすると苦手意識が増すこともあるので、まずは楽しく歯磨きに慣れることからスタートしましょう。ポイントは①大人も一緒に磨いて"歯磨きは楽しいよ"と行動で伝える②歯ブラシの毛先が唇や歯茎にあたるのが苦手な子もいます。大人が磨いてやるときは、唇を指で広げて歯に毛先をあて、軽い力で細かくブラシを動かす③終わったらしっかり褒める。-など。

 最近の歯磨き粉はフッ素を含み、高い虫歯予防効果があります。しっかり磨けなかったからといって神経質になりすぎずに、嫌がるときは歯をガーゼで拭く、うがいをさせるだけでもOK。軟らかいゴム製の歯ブラシやスプレータイプの歯磨き剤を使うのも一案です。

 虫歯予防のための歯科でのフッ素塗布は、幼児は3カ月~半年ごとが目安。歯の生え始めの時期が一番フッ素が歯質に入りやすいとされています。 

 生後1歳半~3歳は虫歯菌の罹患(りかん)期。お母さんの虫歯が子供に感染する「母子感染」にも気を付けたい時期です。

 お母さんが定期的に歯科で口の清掃をしているかどうかで、お子さんの感染リスクは大きく変わってきます。強く健康な歯を育てるためにも、親子一緒の定期ケアを習慣にするのがお勧めです。

2026.2 新聞(さりお)に投稿しました

★教えて!ドクター★始めよう予防歯科 N.18

糖尿病、高血圧、誤嚥性肺炎・・・口の健康を保つことでリスクを低減

 歯周病が糖尿病や高血圧、呼吸器疾患などのリスクになったり、食べ物をかめないことが体力の低下を招いたり・・・。口の健康は全身の健康につながっています。

 医療現場では、心臓病や脳疾患などの外科手術の前後に口の中の状態を確認し、必要に応じて治療を施す取り組みが行われています。これは、術後、抵抗力が落ちている時に口の中の細菌が増殖すると、誤嚥(ごえん)性肺炎や感染症にかかるリスクが上がるため。健康な人でも加齢や風邪などで抵抗力が低下すると同様のリスクがあり、普段から口の中を清潔に保つことは大切な健康習慣のひとつです。

 毎日のホームケアと合わせて、プロによる定期健診とケアが必須。歯や周辺組織、フレイルの状態などをチェックし、自分では落とせない歯垢・歯石などもクリーニング。病期につながる要因を摘んでいきます。

 春は何かを始めるのにぴったりの季節。体の健診は毎年受けていても歯科はご無沙汰という方、この春から「歯科健診」を新習慣にしませんか。

★定期健診でチェック★

 ♦虫歯

 ♦口臭の原因

 ♦はぐきなどの歯周組織の状態

 ♦かみ合わせ

 ♦フレイル

 (口腔機能の衰え)

2025.12 新聞(さりお)に投稿しました

★教えて!ドクター★始めよう予防歯科 N.17

歯ブラシで歯茎をマッサージ 血液循環を良くして免疫力アップ

 冬になると歯茎が腫れる、ズキズキ痛むー。それは寒さによる血行不良が原因かもしれません。

 歯茎には毛細血管が張り巡らされていて、体が冷え全身の血行が悪くなると、歯茎の血液循環も悪くなります。すると、歯茎を健康に保っている免疫力が低下し、炎症が起きたり、歯周病が悪化したりなどの悪影響をもたらすのです。

 歯周病は糖尿病や高血圧、呼吸器疾患などのリスクになることが分かっており、全身の健康のためにも歯茎の免疫は大切な役割を果たしています。

 歯茎の血液循環を促進するために歯磨きの際にしっかり歯茎にもブラシを当てて優しくマッサージをする、磨き残しを防ぐために、デンタルフロスや歯間ブラシを使うなど、冬も毎日のケアの徹底を心掛けましょう。

 歯科では、レーザーを当てて深部を温め、遠赤外線効果で血液循環を促す温熱療法を行うこともできます。

 いつもと同じところばかり腫れるという方は、一度歯科を受診して原因を突き止めることをお勧めします。親知らずなど、磨きにくく歯垢が付きやすい歯は将来的なリスクも考慮して、抜歯することも選択肢の一つです。


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