院長のちょっといい話

ちょっといい話②

歯周病は、口の中の局所の病気と思われがちですが、全身の臓器に影響します。

『糖尿病』『肥満』『脳血管や心血管の病気』『誤嚥性肺炎』『早期低体重児出産』『骨粗しょう症』

『免疫・アレルギー疾患』『アルツハイマー病』『ガン』など歯周病菌は、歯茎の血管の中に入って全身を駆け巡ります。

歯茎からの出血が、注意信号です。歯周病菌が血管の中に入り込み全身に影響を及ぼし、寿命を短くします。

出血しない健康な歯茎を作りましょう!

ちょっといい話①

あいうべ体操

 あいうべ体操とは、口呼吸を鼻呼吸に改善していく簡単な口の体操です。

 口呼吸が習慣化すると口腔乾燥状態になり、口腔内細菌が増加し、虫歯や歯周病になりやすくなります。

 (1)『あー』 口を大きく開く

 (2)『いー』 口を横に広げる

         口角を上方、後ろにしっかり引く

 (3)『うー』 口を強く前に突き出す

         口をすぼめて、口の周りの筋肉にキュッと力を入れる

 (4)『ベー』 舌を突き出して下に伸ばす

         舌を出せるところまで下へ伸ばす(舌を出して戻ったところが本当の舌の位置です)

 (1)〜(4)『あー』『いー』『うー』『ベー』を1セットとして毎食後10セットずつ1日30セットを目安に毎日続けます。

 ✴︎顔の表情筋や口の周りの口輪筋および舌の下の口腔底の筋肉を鍛えることにより、小顔になります!!

 ✳︎子供の頃から行うと、歯列不正を予防します。

 ✴︎高齢者には、咀嚼(食べ物を小さく噛み砕く)や嚥下(食べ物を飲み込む)機能を向上させてオーラルフレイルを予防します。

ただし、鼻が詰まっていたり、顎関節に問題のある人は、担当の先生と相談してください。