予防歯科

虫歯の予防

予防歯科とは

患者様一人一人の、口の中を生涯にわたってトータルにとらえ予防を実践することです。
人間一人一人の顔や性格が違うように、口の中の様子も同じ人はいません。
その患者様にあった、ブラッシング方法、PMTCなどのプロケア、食生活の改善を行うのが「予防」なのです。  

虫歯を出来にくくすることはもちろん、口臭の改善、歯周病の改善にも「予防」のテクニックは欠かせません


虫歯予防
虫歯になる原因は主に4つの要素が関係しています
虫歯を予防するには一つ一つの要素に対してコントロールしていくことが必要です。

  ・虫歯菌・・・歯ブラシ、タフトブラシ、フロス、歯間ブラシなどを使って汚れを取り除く

  ・歯の質・・・フッ素を塗る、唾液中のカルシウムイオンで再石灰化するなどで酸に対して

         抵抗力をつける

  ・食べ物・・・砂糖を取り過ぎない(食べ物、飲みの物に含まれる糖質を減らす)

  ・時 間・・・唾液の緩衝作用で口のなかを酸性から中性に戻すには1時間程度必要

         だらだらと飲んだり食べたりしない

  *すべてを100%コントロールすることは不可能ですが、意識してリスクを下げていきましょう!

  リスクとは・・・虫歯になりやすさ、危険性のことです

歯周病

歯周病とは

文字どおり、歯を支える周りの組織の病気です。
歯周病は、初期の歯肉炎(歯垢が原因で歯ぐきに炎症がおきたものと、
炎症がさらに進んで歯を支える骨にまで及んだ歯周炎(歯周ポケットがある)があります。
その他進行させる要因として、タバコ・ストレス・食生活などによる、抵抗力の低下などがあります。
歯周病の進行にはほとんど痛みがありません。 自覚症状が現れたときには、かなり症状が進行しているときです。
早めに対処するためにも、定期的、PMTC、健診を受けることをお勧めします。

歯周病の進行

■軽度の歯肉炎

歯の周りに食べかすが付着し歯肉炎が起こっています。正しいブラッシングで治すことができます。

■軽度の歯肉炎

歯周ポケットが形成され、歯槽骨(歯を支える骨)が溶け始めます。
歯も少しぐらぐら動きます。 口臭や血が出てきます。

■重度の歯周病

この状態になると、自覚症状が出てきます。
歯がぐらぐらと動き、食べ物を咬むと痛みが走ります。 口臭もひどくなります。

歯周病を予防するには

歯周病の予防には、普段の生活でのプラークコントロールが重要になってきます。
正しいブラッシング方法や、定期的なPMTCにより、歯周病を予防する事が可能です。  

普段の生活では、歯ブラシによるブラッシングの他に、デンタルフロス(糸ようじ)、歯間ブラシなどを使うと、
すきままできれいに磨くことが出来ます。


プラークコントロール

プラークってなに?

  • プラーク(歯垢)と食べカスはちがいます  
  • プラークは細菌のかたまり  
  • 虫歯や歯周病はプラーク(細菌)による感染症です 
  • 歯石はプラークの死骸。
    歯石のついているところは特にプラークのたまりやすいところです。歯科医院ではこの歯石を取ってその後を滑らかにします  
  • プラークと食べカス(細菌の栄養)を取ることが毎日、一生大切なことです。

プラークはどのようにできる?

プラークは約8時間で(寝ているあいだに)こんなに成長します。

プラークはどのようにできる?
矢印
プラークはどのようにできる?
矢印
プラークはどのようにできる?

プラークは24時間後には目に見える程成長してゆきます。
これを壊し、取り除き、プラークのつきにくい状態に一日一回戻すことを、プラークコントロールと呼びます。


磨き残し

歯磨きは、磨いていても磨き残しがあるのが現状です。
歯科医院で、正しい磨き方や歯と歯の間の清掃の仕方を学びましょう。

術前

術前

術中

術中

術中

術中


PMTC

PMTCとは?

歯垢(デンタルプラーク)のほとんどは細菌です。虫歯や歯周病(歯槽膿漏)の原因は細菌の集合体である歯垢(デンタルプラーク)です。
そこで原因除去療法として歯垢清掃(プラークコントロール)が最も重要な治療であり、予防でもあるのです。

プラークコントロール

1 )セルフケアー

家庭で行なう歯磨き(ホームケアー)
歯の表面付近で浮遊しているデンタルプラークの除去

2 )プロケアー

歯科医院で行なう歯磨き・術者みがき
デンタルフロス(糸ようじ) 歯間ブラシ 歯ブラシ その他補助的器具を使用して行なう。


硬組織表面に固着した状態のバイオフィルム状のデンタルプラークはセルフケアーでは簡単に除去できません。 そこでPMTCという考えが開発されました.

PMTC

Professional        専門家が行なう  

Mechanical          器具、材料を使用して  

Tooth(Teeth)      歯牙、歯根表面を  

Cleaning              清掃する

プラークコントロールのいっかんとして、患者様のコントロール(セルフケアー)の不充分なところや出来にくいところを指摘し、
歯科医師や歯科衛生士〈専門家〉が、様々な器具・材料を使用して歯牙表面・歯根表面に固着したバイオフィルム〈成熟した細菌の集合体)
〈虫歯や歯周病の原因〉を徹底的に取り除き(プロケアー)、歯牙表面・歯根表面を滑沢にして細菌を付着させにくくすること。


口臭

口臭の分類

① 生理的口臭  

原因疾患がないもの。(にんにくなどの飲食物、一時的なものは除く〉 
舌の上にある白い苔のようなものに細菌が繁殖したものが、約60%をしめる。

② 病的口臭

1. 口腔由来の病的口臭
口の中の病気や変化、機能低下によるもの。口臭の90%以上がこれにあたる。
虫歯により大きな穴が出来、その中に食べ物がたまり、細菌が繁殖する。
歯と歯ぐきとの境目から細菌が進入して、歯ぐきの下の骨が溶け、膿がたまる。

2. 全身由来の病的口臭
耳鼻咽喉、呼吸器疾患、内蔵機疾患によるもの

③ 心因性口臭

1. 仮性口臭症
2. 口臭恐怖症

口臭の知識

  1. 口臭が最も強くなるのは起床時です。睡眠中は唾液の分泌量が極端に減少するため、細菌が繁殖しやすくなります。  
  2. 緊張時には唾液の分泌が減少するため口臭が発生しやすくなります。  
  3. 空腹時には口臭が発生しやすくなります。 
  4. ストレスは口臭を増強させます。 
  5. 口臭の原因のほとんどは口腔内細菌の繁殖によるものです。 
  6. 食べカスが虫歯や不適合な詰め物や被せ物の隙間に詰まり、細菌により発酵してガスを発生させ口臭となります。 
  7. 歯ぐきなどの粘膜の炎症(口内炎を含む)、歯周病〈歯槽膿漏)は口臭を発生させます。

口臭の知識

  • プラークコントロール・口腔内細菌の徹底的な除去  
  • PMTC 専門家による口腔清掃  
  • うがい 洗口剤(デンタルリンス)、水だけでも効果あります。  
  • 唾液の分泌促進 良く噛むこと(1口30回以上)

唾液検査

当医院では、唾液検査によるリスクチェックを行っています。


唾液の働き

  ・浸潤作用・・・乾燥を防ぎ咀嚼・嚥下(飲み込み)を助ける

  ・消化作用・・・アミラーゼ(消化酵素)によりでんぷんを溶かす

  ・抗菌作用・・・リゾチーム(細菌の細胞膜を壊す酵素)などにより口腔内細菌を減少

  ・排泄作用・・・有害物質を希釈する

  ・ミネラルの供給源・・・カルシウムイオン、リン酸イオンを供給する

  ・自浄作用・・・洗い流す

  ・緩衝作用・・・酸性に傾いた口腔内を中和させる

唾液の分泌量・緩衝能検査 『CAT21 Buf』
 手順 : ①  チューイングペレットを3分間噛みながら唾液を採取用計量カップに採取する

        分泌量はカップの目盛りから読みとる

      ②  テストチューブに唾液を1ml入れ蓋をして底の試薬が溶けるまでよく振る

      ③  判定色見本と染色を比較する 

判定:色が紫(左)に近いほどリスクが低く、黄色(右)に

   近づくほどむし歯になりやすい


分泌量が少ない場合はしっかり噛むこと、唾液腺マッサージ

などで分泌量を促します。

*薬の副作用で唾液分泌が減少することがあります。


唾液検査 サリバリーマルチテスト『SMT』

お口の健康状態を3ステップの簡単操作で測定し検査結果を

分かりやすくプリントにしてお持ち帰りいただけます。

過去の検査結果との比較も可能です。


測定:歯の健康に関する項目    むし歯菌、酸性度、緩衝能

   歯ぐきの健康に関する項目  潜血、白血球、タンパク質

   口腔清潔度に関する項目   アンモニア

チャートは6角形が小さいほどお口の健康状態が良い


山陽新聞のマイベストプロ岡山に院長が掲載されました!